具体的な目標
最終更新:2006年11月20日 11:32具体的な目標が第一歩~経営革新~
中小企業白書が毎年公刊されている。
何か堅苦しくて、お役所臭い難解な本というイメージが強い。
分厚い報告書ではあるが、よく読んでみるとこれがなかなかおもしろい。
平成11年度版は、「経営革新」をとりあげている。
長引く不況のもとで、赤字転落、
廃業を余儀なくされている企業が少なくない。
これまでのやり方が通用しなくなっている。
現状を打破するためには、企業経営そのものの再構築が不可欠であるとしている。
これまで、経営革新などというと
大企業の専売特許のように考えられがちであったが、
「白書」は規模の大小にかかわりなく経営革新に取り組んだ企業が
成功していると指摘している。
しかし、経営革新といっても何を、
どのようにかえていったらよいのか皆目わからない。
「白書」には中小企業における経営革新の成功事例がたくさん紹介されている。
研究開発、新製品開発、新規事業分野進出、業態転換、アウトソーシングなど、
経営革新の具体像は多様である。
いずれの事例をみても、革新のキーになるのはどうも経営者自身のようだ。
会社を変えるということは、経営者自身が変わるということだ。
経営革新の第一歩は、経営者から始めなければならない。
長年続けてきたことを変えるのはむずかしい。
まして、自分を変えるのには勇気がいる。
自ら挑戦しようとするチャレンジ精神が、変革の種子になる。
挑戦とは、目標に向かって果敢に挑むことだ。
私のコンサルティング経験からみると、目標をもっている経営者は強い。
もちろん、ビジネスでは目標は具体的でなければならない。
これまで数百社にのぼる企業の経営指導にたずさわってきたが、
具体的な目標をもつようになると経営者の目の色も変わってくる。
「5年で年商を3倍にしたい」、と語る経営者からは業績不振に喘ぎ、
後ろ向きになっていた姿勢が消えている。
長期の目標、したがって「夢」をかかげたい。
「夢」があるから努力もできる。
「夢」があるから達成のプロセスを計画化することができる。
「夢」をもつことで、現状の問題点や課題も浮き彫りになる。
コンサルティングは、社長さんと一緒に経営目標を模索するところから始まる。
目標を「夢」に終わらさないために、現況を詳細に分析し、
できるところから具体的な課題を設定する。
日々の課題が決まると、顧客や従業員への接し方も生き生きとしてくる。
財務、人事、生産、販売、など企業経営のあらゆる側面について
革新の具体的プランを樹立することで、会社の雰囲気はがらりと変わる。
目標をもった人間は強く、前向きで明るい。経営革新を自ら展望する勇気、
長期目標を具体的で効果的な改善に結びつける知恵、
それらがお客様に喜ばれる企業を創る。
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