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幸せの龍のたまご

最終更新:2008年01月21日

紙芝居「幸せの龍のたまご」です。


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季節は秋、村じゅうの田んぼは黄金色に染まりました。
今年も村は豊作です。
村人たちは、神さまに感謝の気持ちを込めて、
今宵は収穫のお祭りです。
♪♪ ピー、ピー、ピーヒャラピー・・・・♪
     ♪ドン、ドン、テンツクテン・・・・♪♪


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その様子をそっと、
池の中から満足げに眺めるふたつの影がありました。
むかしからその池にすむと言われる・・・龍の夫婦です。
「今年もお米がいっぱい穫れて、よかった、よかった」
「村じゅうのみんなが幸福で、よかった、よかった」

そうです。龍の夫婦は村の守り神だったのです。


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さて、夜も更け、にぎやかな祭りの囃子も終わり、
村が静けさを取り戻し、空は一面の銀色の星。
と、そのとき、
きらきらとブルーに輝く流れ星と、もうひとつピンクのかわいい流れ星が、
サーッと夜空を横切ったかと思うと


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龍のすむ池に パシャーン、パシャーン 落ちました。
あれあれ・・・・流れ星ではありませんよ・・・
たまごが?ふたつ!


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ブルーとピンクのたまごは龍の夫婦のもとへ静かに沈んでいきました。
「おおー、これはきっとわたしたちへの贈り物だね」
「そうですね、大切に暖めましょう」


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それから、何度か月が満ちて また欠けて・・・
何度目かの満月の夜です。


池の周りの桜も満開の時期を迎えました。


ピピッ~ピピッ~~


ふたつのたまごにひびが入り・・・


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中から、ブルーとピンクの双子の龍が誕生しました!
ピィ~~ピィ~~
ピィ~~ピィ~~
なんと、なんと・・・
双子の龍はそれぞれに不思議なパワーをもっていたのです。
ブルーの龍は「人々の願いごとを叶えるパワー」を、
ピンクの龍は「人の心を癒すパワー」を。


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この不思議な双子の龍のはなしは、いつしか村じゅうの人々のうわさになりました。
「祭りの夜に、双子の龍が、空から降ってきたらしい」


「ブルーの龍を見つけると何でも願い事が叶うそうな」
「ピンクの龍に遇うと幸福になれるそうよ」


村びとたちは、双子の龍を「幸福(しあわせ)の龍」とよんで、
願いごとが叶いますように・・・・
幸福になれますように・・・・
と探したということです。


「幸福の龍のたまご」は
今夜、あなたのところに降ってくるかもしれませんヨ


<つづく>



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